記事のアーカイブ

登場人物

2012年10月28日 18:16
随時更新。     主人公:小笠原 宗一(おがさわら そういち)   女顔でトレードマークが長髪を後ろでゴムで留めた、男にあるまじき髪型のイケメン。近年稀に見る成績優秀、運動神経抜群、責任感が強くてしっかり者、そしてそれら全てを許してしまうようなお人好しな人間。困っている人を見過ごすことが出来ず、更に宗一自身がトラブルに会いやすい体質で、喧嘩にもめっぽう強い。というか本気で戦うと人を殺しかねない。殺気や悪意には鋭いが、好意にはとことん鈍い。辛いものが苦手。バスケ部。     篠原 健斗(しのはら...

8.夏の海、交わらない思い(後編)

2012年10月28日 17:29
海でこれでもかというくらい遊びまくり、みんなへとへとに疲れて、近くの旅館に帰ってきた。 帰ってきた、というのも、いったん海で遊ぶ前に荷物は旅館においてきたのである。   「ふぃ~、疲れたね~」   「さくらさんはしゃぎすぎですよ。砂浜で何回転びました?」   「にゃはは、ボクだって童心くらいは常に持っているのさ♪ちょっとくらい羽目はずしたっていいじゃん♪」   「さ、支度を済ませたらお風呂よ。ここのお風呂は男女混浴の露天風呂だから」   「うおっ、マジで!?」 渉が杏の解説に身を乗り出す。

8.夏の海、交わらない想い(前編)

2012年10月28日 17:28
『今年は絶対に海に行こう!』   全てはある日の晩飯の、音姉の一言から始まった。 夏休みの話をしていると、音姉が急に海に行くなどと言い出した。俺は別に構わないんだけどさ。 義之は宿題終わらせそうにないし、由夢も『かったるい』病が発動している。でも、我らが保護者のさくらさんが、行く、と決めてしまったので、そういうことになってしまった。 週末に商店街へ荷物持ちとして駆り出され、準備も終了。もちろん、3人が水着を選び終えるまでに4時間以上かかったのは言うまでもない。ってか、なげぇよ!!9割5部5厘くらい見て回ってただけじゃねぇか! 学校では、杉並がいつの間にか情

7.音楽室の気さくなアイドル

2012年10月28日 17:27
~ななかside~   私の名前は白河(しらかわ)ななか。軽音楽部の小恋と板橋くんのバンドのヘルプでボーカルをしてるよ♪でも、人前で歌うのはちょっと苦手なんだ……。 自分で言うのもちょっとアレなんだけど、私、たくさんの男の子に人気があります。でも、そのほとんどが、まるで、私が神であるかのように勝手に私のキャラをイメージしたり、下心だけで私に接近したりと、あんまり気持ちよくないかな。 そして今日も。   「なぁなぁ、今から俺たちと一緒に遊ぼうよ」   昼休みに廊下を歩いていると、男子生徒4人くらいにナンパされちゃってます。 &

6.大騒動!少年vs男の欲望

2012年10月28日 17:25
リレカも終わった。 杉並たちの計画は、いや、非公式新聞部は(というのも、杏や茜その他数名は囮でしかなかったため、計画の途中で生徒会副会長の高坂(こうさか)まゆき先輩にしょっぴかれたようだ。奴らが反省する気が無かったのは言うまでもない。)確実に何かやらかしていた。 杉並が何をしたのかって?……知らん。興味も無い。成功したことだけは言っておこう。   ……そんなある日。   「んん……ふぁぁぁぁ……」   朝一番の大欠伸。時計を見るとまだ6時ちょい過ぎ。いつもより早く起きたようだ。   「天気もいいし、10分程散歩

5.悪友と悪友と雪月花

2012年10月28日 17:24
「忘れ物は無い?」   音姉が芳乃家の玄関の鍵を閉める。 桜の木の制御に成功してさらに2年。俺と義之は付属3年になった。音姉は本校2年で生徒会長をしている。由夢も風見学園に入学、付属2年生である。   「あ、弁当……」   そう反応するのは、同年齢だけど、俺のほうがしっかりしてるとかで、一応俺の弟な義之である。   「は?」   いや、今日お前弁当じゃないだろ……。   「もう、はやくとってきなさ……って義くん弁当だった?」   「いや、今日は弁当がいいなぁ~っ

4.三日月の光る夜に

2012年10月28日 17:23
俺が転生して、はや7年。 音姉と義之と俺は風見学園に入学。音姉は付属3年、俺と義之は付属1年である。音姉は年齢が増えるに連れて、お姉ちゃんぶる態度にも拍車がかかってきた。 一方由夢は、いつからだったか俺たちに対してつっけんどんな態度をとるようになった。 そして俺は……。   ~さくらside~   あれから、7年、か。長かったようで、短かったような。……って、しんみりしてるのもボクのキャラじゃないよね。……にゃはは。 光雅くんは、毎日放課後に枯れない桜に行って、その実態を把握しようとしている。時間を掛けているのもきっと、義之くんのため、い

3.とある厄日の数奇な出会い

2012年10月28日 17:22
あれから2年とちょっと。音姉もだいぶ明るくなり、おかげで朝倉家の日常はすっかり明るくなった。   ……のはいいんだが。   「えへへ~」   「ふ~んふふ~ん♪」   「……むぅ」   「……」   えと、どうすればよかとですか? 右手には音姉が嬉しそうにしがみつき、左手には由夢が、俺の左手と、義之の右手をとって鼻歌を歌っている。さくらさんは、音姉の横から、うらやましそうに俺の手をまじまじと見ている。なんで?   「ねぇ音姫ちゃん、そろそろ離れてくれないと、光雅

2.光雅と姉妹とお母さん

2012年10月28日 17:21
悔しかった。俺はあの人を助けられなかった。 自分の力の無さに絶望した。 俺たちの母さん、由姫(ゆき)さんが亡くなった。 それでも……それでも俺は、残された人たちを幸せにしてやらなくちゃならない。それが、由姫さんが俺に託した遺言であり、願いであったから。   由夢は悲しみに打ちひしがれていたが、立ち直った義之が、ずっと寄り添っていてくれたおかげで、少しずつ笑顔を取り戻していった。しかし、音姉(おとねえ)は、母の死をきっかけに、俺たち家族を避けるようになった。   ある日、音姉が家出をした。 いつもなら食事のときには一応帰ってくるのだが、今日

1.桜の下、物語の始まり

2012年10月28日 17:19
すっげぇ~。どっちみても桜しかねえじゃん。あ、雪も降ってる。……っておかしくね?桜に雪って。季節全然違ぇし。でもこの風景、どっかで見たような。 まぁいいや。 どうやら俺は今6歳児らしい。魔法はまだ使えないっぽいね。 桜の木の下から、少し広くなっている場所、そしてその中央にそびえだっている大きな桜の木を見る。そこには少年が1人と金髪の少女が1人。 2人がこちらに歩いてくる。身を隠そうなんて無意味な真似はしない。その時、金髪の少女と目が合った。   ~さくらside~   ボクは、いけないことだと知っていながら、自分の我が儘で生み出した少年、
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